目次
はじめに
連休明けの出勤日、朝の満員電車に揺られながら、こんな気持ちになったことありませんか?
「もうこの仕事、続ける意味あるのかな…」
「また、同じ毎日が始まるのか…」
「この休みの間にいろいろ考えたけど、やっぱ辞めたいかも」
――その気持ち、すごくよくわかります。
僕自身、まさにゴールデンウィーク明けに「このまま今の職場で人生終わるのかな…」とモヤモヤして、最終的に転職を決めた人間のひとりです。
この記事では、転職相談を数百件以上受けてきた経験をもとに、「GW明けに仕事を辞めたくなる理由TOP3」と、そこからどう気持ちと向き合えばいいかをリアルな目線でお話ししていきます。

第3位:「休んだことで、今の仕事の“異常さ”に気づいた」
これ、意外と多いんです。
たとえば…
- 休み中にゆっくりご飯を食べられた
- 家族との時間があった
- 夜10時以降にパソコンを開かなくても怒られなかった
…つまり、「普通の生活」が戻ってきたことで、逆に今の働き方がどれだけ不自然かに気づいてしまうんですよね。
僕の知り合いで、飲食業界でバリバリ働いてた男性(32歳)がいるんですが、GWに奥さんの実家に泊まりに行ったとき、ふと「え、日曜ってこんなに静かなの?」と驚いたらしいんです。
帰りの電車で「俺、何のために働いてるんだろう」ってなって、半年後にはホワイトな企業の総務職に転職してました。
第2位:「将来のイメージが湧かなくなった」
休みの間って、ちょっと時間があるからこそ、普段考えない“将来”を考えちゃうんですよね。
- このまま5年後も同じ仕事してるのかな?
- 上司みたいになりたいか?って言われたら、正直ノーかも
- 給料も頭打ち、成長も感じない…
…そんな不安がむくむくと湧いてくる。わかります。
これは僕が転職相談に乗った29歳の女性の話なんですが、GWに大学の友人と集まったとき、みんなの「今こんな仕事してる」「こういうチャレンジ始めた」って話を聞いて、急に焦りがこみあげてきたそうです。
それまでは「別に大きな不満ないし、居心地悪くないし」って言ってた彼女も、2か月後にはエンタメ系のスタートアップに転職して、今は広報のポジションでバリバリ活躍してます。
第1位:「会社に行くのが、とにかくしんどい」
結局これなんですよね。
理由とかじゃなくて、もう感情の話。
- 電車に乗るだけで気が重い
- 上司の顔を思い出すと吐き気がする
- GW明けの夜に寝付けなかった
実はこれ、僕が初めて転職したときの症状そのまんまなんです。
当時は広告代理店で働いてて、GW中に久々に地元に帰ったんですけど、最終日の夜、なぜか布団に入るのが怖かった。明日が来るのが怖いというか、うっすら吐き気がしてて。
今思えば、完全にメンタル黄色信号でした。
この手の「身体が拒否反応を示している」状態って、自分ではまだ気づいてないだけで、けっこう危険信号だったりします。
「辞めたい」は甘えじゃない。でも、即退職じゃなくてOK
ここで大事なのは、「辞めたいと思った自分」を責めないこと。
連休が終わって、休むことで“正常な感覚”が戻ってきただけ。あなたがおかしいんじゃなくて、ずっと無理してた自分にようやく気づいただけなんです。
でもだからと言って、GW明けにいきなり退職届を出す必要はないんですよね。
僕がよく相談者に伝えているのは、
- 「まずは紙に“辞めたい理由”を書き出してみる」
- 「一人で抱え込まず、誰かに話してみる」
- 「転職サイトを眺めて、少しだけ“別の未来”を想像してみる」
こういう“小さな行動”で、ぐっと視界が変わることってあるんです。
最後に:気づいたあなたは、もう次に進める状態です
ゴールデンウィーク明けって、確かにメンタル的にキツい時期。
でも、それは「本当の気持ち」に気づくきっかけにもなるタイミングなんです。
僕自身、あの時のモヤモヤがなければ、たぶん今も同じ会社で消耗してたと思います。
だからこそ、あなたも焦らず、でもちゃんと「この違和感」を大切にしてほしい。
そしてもし、「誰かに話してみたいな」と思ったら、遠慮せず相談してほしい。
転職するしないにかかわらず、話すだけで心が軽くなることって、けっこうありますから。

「今のままでいいのか?」と感じたあなたは、すでに次の一歩を踏み出し始めてる。
その気持ち、大事にしてくださいね。