目次
はじめに
「転職したいけど、職務経歴書ってどう書けばいいの?」
「履歴書とは違うの?」
転職活動を始めると、必ず必要になるのが職務経歴書ですが、初めて書くときは戸惑うものですよね。
特に、「何を書けばいいのかわからない」「自己PRってどう書くの?」と悩む方も多いはず。
そこで今回は、職務経歴書の基本構成と、初心者でもわかりやすい書き方のコツを解説します!
このポイントを押さえれば、自分の経験や強みをしっかりアピールできる職務経歴書が作れるはずです。

1. 職務経歴書とは?履歴書との違い
職務経歴書は、これまでの職歴やスキルを詳しく伝えるための書類です。
履歴書とセットで提出することが多いですが、それぞれの役割は以下のように異なります。
書類 | 目的 | 書く内容 |
---|---|---|
履歴書 | 基本情報を伝える | 氏名、連絡先、学歴、職歴、資格など |
職務経歴書 | 仕事の経験やスキルを伝える | 具体的な職務内容、実績、スキル、自己PRなど |
つまり、履歴書は「どんな人か?」を示すプロフィール、職務経歴書は「何ができるか?」を示すアピール資料と考えるとわかりやすいですね。
2. 職務経歴書の基本構成
職務経歴書には決まったフォーマットはありませんが、一般的な構成は以下の通りです。
📌 職務経歴書の基本フォーマット
- 職務要約(経歴のまとめ)
- 職務経歴(具体的な業務内容)
- 活かせるスキル・資格
- 自己PR
それぞれの書き方を詳しく見ていきましょう!
3. 各項目の具体的な書き方
① 職務要約(経歴のまとめ)
職務要約は、これまでの経歴を簡潔にまとめたものです。
採用担当者はまずここを読むので、要点をコンパクトに伝えることが大切です。
📌 書き方のポイント
・最初に職歴の年数や業界・職種を記載
・どんな業務を経験し、どんなスキルを持っているかを書く
📌 例文
IT業界で5年間、法人向けのシステム営業を経験。顧客課題のヒアリングから提案・受注までを担当し、新規開拓では年間売上1,500万円を達成。チームリーダーとして後輩指導も行う。課題解決型の営業スタイルを強みに、さらなるキャリアアップを目指す。
② 職務経歴(具体的な業務内容)
職務経歴の部分では、これまでの仕事を「いつ」「どこで」「何をしたか」を具体的に記載します。
📌 書き方のポイント
・勤務先ごとに、在籍期間と会社名・業務内容を記載
・成果や貢献度はできるだけ「数字」を入れて表現する
📌 例文
株式会社○○(2019年4月~現在)
事業内容:ITソリューション事業
従業員数:500名
職種:法人営業(BtoB)【担当業務】
・法人向けシステムの提案営業(新規・既存顧客対応)
・顧客の課題をヒアリングし、カスタマイズ提案を実施
・年間売上1,500万円を達成し、チーム内1位を獲得(2022年度)
・新規開拓による売上構成比を30%向上
③ 活かせるスキル・資格
ここでは、これまでの経験で身につけたスキルや、仕事に活かせる資格を記載します。
📌 書き方のポイント
・転職先の職種で求められるスキルを意識する
・具体的なツール名や資格を記載する
📌 例文
- 課題解決型の営業スキル(顧客ヒアリング・提案力)
- CRMツール(Salesforce)の活用経験
- TOEIC 750点(英語でのメール対応・簡単な商談対応が可能)
④ 自己PR
最後に、企業に対して「自分を採用するメリット」をアピールします。
「これまでの経験をどう活かせるか?」を伝えることが大切です。
📌 書き方のポイント
・経験やスキルが転職先でどう活かせるかを書く
・仕事への姿勢や強みを具体的に表現する
📌 例文
私の強みは「顧客の課題を的確に把握し、最適な提案を行う力」です。
現職では、課題解決型の営業を実践し、売上1,500万円を達成。新規開拓においても、独自のアプローチで売上構成比を30%向上させました。
貴社の営業職においても、顧客のニーズを深掘りし、最適なソリューションを提供することで、成果に貢献できると考えております。

4. まとめ|職務経歴書は「あなたの強みを伝えるツール」
職務経歴書は、ただ職歴を羅列するのではなく、「自分がどんな経験をしてきたか」「どんな強みがあるか」を伝える大切なツールです。
✅ 職務要約:簡潔に経歴をまとめる
✅ 職務経歴:業務内容や成果を具体的に記載(数字を入れる)
✅ 活かせるスキル・資格:仕事に関連するスキルをアピール
✅ 自己PR:企業に対して「何ができるか?」を明確に伝える
初めて書くときは難しく感じるかもしれませんが、フォーマットに沿って整理すればスムーズに作れます。
ぜひこの機会に、転職活動の第一歩として、職務経歴書を作成してみましょう!