目次
はじめに
面接って、いくつ経験しても独特の緊張感がありますよね。
「何を聞かれるのか分からない」「どう答えるのが正解なのか分からない」
そんな不安を抱えながら挑んで、あとで「もっとこう言えばよかった…」と後悔する人、すごく多いです。僕もその一人でした。
でも、転職活動を繰り返す中で分かってきたんです。
よく聞かれる質問って、実はかなりパターン化されているということ。
そして、その質問に対して“伝え方のコツ”をつかめば、自分らしさを損なわず、面接官の心にも届く答え方ができるんです。
この記事では、面接で高確率で聞かれる5つの質問と、その答え方のポイント・実例をセットで解説していきます。
質問①:「自己紹介をお願いします」
面接官が見ているポイント:
- 話の構成力・要点の整理力
- 自分のキャリアをどう捉えているか
- 緊張のほぐれ具合(アイスブレイク的な意味も)
答え方のコツ:
自己紹介は、職務経歴の「要約+強み+今後の方向性」でシンプルにまとめましょう。1分程度で話せるようにしておくのが理想です。
例:
「〇〇業界で営業として6年間経験を積みました。新規開拓や既存顧客対応を担当し、2年連続で社内表彰をいただきました。顧客との信頼構築を大切にしてきた経験を活かし、今後はより幅広い提案ができる業界でチャレンジしたいと考えております。」
◎最初の印象を決める重要なパートなので、言葉を覚えるより“話す練習”を!
質問②:「志望動機を教えてください」
面接官が見ているポイント:
- 企業研究の深さ
- 自社への興味・熱意
- 入社後のイメージができているか
答え方のコツ:
「なぜこの会社なのか」「なぜこの職種なのか」を明確に語ること。企業のホームページや事業内容から、“具体的な共感ポイント”を拾って絡めると効果的です。
例:
「御社が行っている“地域密着のサービス展開”に強く共感しました。前職でも地域の中小企業との関係構築を大切にしており、その経験を活かして、お客様に寄り添う営業がしたいと考えています。」
◎抽象的な表現(「御社のビジョンに共感して…」など)だけにならないよう注意!
質問③:「前職を辞めた理由は?」
面接官が見ているポイント:
- ポジティブな転職理由かどうか
- 職場で問題があった場合、それをどう捉えているか
- 自社でも同じような不満が出そうか
答え方のコツ:
ネガティブな理由が本音でも、それを前向きな学びや将来への意志に変換して伝えるのが鉄則。
例:
「前職では裁量が少なく、提案が実現しづらい環境でした。自分のアイデアを実行に移せる環境でより成長したいと考え、転職を決意しました。」
◎悪口や不満だけを語るのはNG!「だからこそ、次にどうしたいか」で締めると印象が良くなります。
質問④:「あなたの長所・短所は?」
面接官が見ているポイント:
- 自己理解ができているか
- 短所をどう改善しようとしているか
- 長所が職場にどう活かせそうか
答え方のコツ:
長所は具体的なエピソードで裏付けを。短所は改善努力と学びの姿勢をセットで伝えましょう。
例(長所):
「傾聴力が強みです。お客様の話をよく聞いた上で提案することで、他社からの乗り換えを多くいただいていました。」
例(短所):
「慎重すぎる面がありますが、タスクの優先順位をつけて取り組むことで対応力を上げています。」
◎短所=欠点ではなく、「自分で理解し、対処できている」が見せどころ。
質問⑤:「最後に何か質問はありますか?」
面接官が見ているポイント:
- 本気度・熱意
- 企業への理解度
- 自分で考えられるタイプかどうか
答え方のコツ:
「何もありません」はNG!
ただし福利厚生や残業時間ばかり聞くと“条件重視”に見えるため、業務内容や評価制度など前向きな質問が好印象。
例:
「御社では中途入社の方がどうやって業務をキャッチアップしているのかを伺いたいです。」
「このポジションに期待されている成果は、入社半年後にはどのようなものですか?」
◎“面接官に話を振り返して会話する”イメージで。
まとめ:答え方に“型”を持つだけで、面接はラクになる
面接が苦手な人って、「何を話すか決めてないまま臨む」ことが多いです。
でも、今回ご紹介したような“よくある質問”に自分なりの型を持っておくだけで、落ち着いて、等身大の自分を伝えられるようになります。
よく聞かれる5つの質問とポイント
- 自己紹介:要点を絞って1分以内に
- 志望動機:企業に合わせた具体性を
- 退職理由:前向きな理由+未来への意志
- 長所・短所:エピソード&改善の姿勢
- 質問タイム:熱意が伝わる問いかけを
面接は“準備しておく人”にちゃんと味方してくれます。
あなたの魅力を正しく伝えるためにも、ぜひ今日からこの5問を、自分の言葉で準備してみてくださいね。