履歴書に「志望動機が思いつかない」ときの対処法

1. 「志望動機…特にないかも」それ、普通です。

「とにかく早く辞めたくて転職を決めた」
「求人を見て“なんとなく良さそう”って思った」
「条件はいいけど、会社の理念に強く共感してるわけじゃない」

そう思って、履歴書の“志望動機欄”で手が止まっていませんか?

大丈夫。それ、全然おかしいことじゃありません。

志望動機が明確じゃない=やる気がない、とは限らないんです。
でも、それを“言葉にする工夫”は必要。
この記事では、思いつかない時の考え方と書き方のヒントをまとめました。


2. 志望動機が浮かばないときにやるべき3つのステップ

✅ ステップ①:「自分がその求人を開いた理由」を振り返る

完全に“何となく”で求人を見てはいないはず。
– 通勤距離が良かったから?
– 土日休みだから?
– 前職より給与が高いから?
それでもOK。そこから動機を広げられます。


✅ ステップ②:「この会社で自分がどう働くか」を想像する

「未経験でも丁寧に教えてくれそう」
「今の自分でも挑戦できる仕事がありそう」
→ この“期待感”が動機になります。

📌 例:「業界未経験でも安心してスタートできる点に魅力を感じました」


✅ ステップ③:「自分の過去」と少しだけつなげてみる

  • 接客経験 → 事務でも“丁寧な対応”が活かせそう
  • 現場作業 → コツコツ取り組む姿勢はどの仕事でも通じる

→「今までやってきたこと」と「求人の仕事内容」が1ミリでも重なれば、それは立派な志望動機です。


3. 志望動機が“ない”人がやりがちなNG例

❌ 「特にありません」

→ 空白や正直すぎる回答は、やる気がないと思われてしまいます。

❌ 「御社の理念に共感しました」だけ

→ ありがち&浅い印象に。具体性を足しましょう。


4. 書くときの型|迷ったらこれ!

テンプレートを持っておくと、いざという時に心強いです。


✔ 志望動機の基本の構成

  1. この会社を選んだ理由
  2. その中でも特に惹かれたポイント
  3. 自分の経験がどう活かせそうか

✔ 例文①(未経験・事務職希望)

「これまで接客業を続けてきましたが、今後は長く働ける事務職への転向を考えています。
貴社の求人を拝見し、未経験歓迎と明記されていた点や、丁寧な教育制度があるという点に魅力を感じました。
接客で培った丁寧な対応や気配りの姿勢を活かし、貴社のサポート役として成長していきたいと考えています。」


✔ 例文②(同職種からの転職)

「現在も物流倉庫で仕分け作業に従事しており、正確な作業とスピード感には自信があります。
貴社ではより大きなセンターで、チームでの業務に携われる点にやりがいを感じ、応募いたしました。
これまでの経験を活かしながら、さらなるスキルアップを目指したいと考えています。」


5. まとめ|“志望動機がない”は、工夫で補える

  • 志望動機が明確じゃなくても、全然大丈夫
  • 大切なのは「その会社に応募した理由を、自分の言葉で伝えること」
  • 条件・雰囲気・未経験歓迎──それも十分、立派な動機です!

🌱 本音をベースに、ほんの少し言い回しを変えるだけで、
あなたの履歴書はしっかり想いのある一枚になりますよ。